イチロー凱旋弾に対戦相手の元同僚も「身震い」 「本当にスペシャルな瞬間」

最終打席での一発に古巣は総立ち、スタンドへ向けて「サンキュー」

 マーリンズのイチロー外野手は19日(日本時間20日)、かつての本拠地セーフコ・フィールドでのマリナーズ戦に「9番・ライト」で先発出場し、9回の最終打席で今季初本塁打を放った。マーリンズの一員として初めての凱旋シリーズの最後を締めくくるホームランを、フィールドで対峙したかつての同僚も「本当にスペシャルな瞬間」と脱帽している。マリナーズ公式サイトが報じている。

 3連戦の3戦目。そして9回。千両役者には先頭打者として出番がやってきた。古巣セーフコフィールドのファンから大歓声と「イチローコール」で迎えられた初球、イチローは右腕マーシャルの真ん中高めへの直球をフルスイング。打球はグングンと伸び、右中間スタンドへと飛び込んだ。

 マーリンズの一員としての一撃だったが、セーフコ・フィールドのファンは大喜びだった。スタンディング・オベーションの中、颯爽とダイヤモンドを走り抜けたイチローはダグアウトの手前で悠然と右手を上げて「サンキュー」とスタンドに挨拶した。

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