広島・大瀬良がDeNA戦先発へ 相手の好調助っ人警戒「そこは意識したい」

今季先発3試合目、「縦回転を意識して練習した」

 広島の大瀬良大地が20日のDeNA戦に先発する。今季から先発に再転向し、開幕ローテ入りを果たした大瀬良だが、ここまで2試合に先発して勝ち星がない。初登板の中日戦は6回無失点、前回登板の巨人戦は7回5失点で、いずれもチームは勝利しているが、自身に勝ち星は付かなかった。

「先発の仕事ができていなかった」と大瀬良が振り返った巨人戦は、初回に集中打を浴びて3失点した。「フォーム的に投げ急ぎの形になってしまい、右打者のインコースを攻めきれなかった」と反省した右腕は「(本塁打を打たれた)マギーへの1球は腕が横振りになって甘いところに入ったので、縦回転を意識して練習した」と修正点を話した。

 今季初登板となるマツダスタジアムで、初勝利の期待がかかる。「勝ちがつくに越したことはないが、まずは先発の仕事をすること」と先発投手としての役割を意識し、「ピンチの時も、ファンの声援が背中を押してくれる。強気で攻めることができるので、いい形につなげたい」と、ホームアドバンテージも味方につけるつもりだ。

 DeNA打線の印象は「乗せてしまうと止まらなくなってしまう。長打のある選手が多いので、イニングの先頭を出さないように気をつけない」と話し、「ロペスにやられていることが多いので、そこは意識したい」と、現在打率.343、3本塁打、15打点と好調な助っ人外国人選手を警戒した。

【了】

大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo

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