イチロー際立つ勝負強さ、凱旋弾に指揮官脱帽「あれができるのはイチだけ」

今季初マルチ&最終打席で一発、同僚も賛辞「見ることができて最高

 マーリンズのイチロー外野手は19日(日本時間20日)、敵地で行われたマリナーズ戦に「9番・ライト」で先発出場し、4打数2安打1本塁打1打点と活躍した。チームは5-10と敗れたが、43歳はかつて本拠地としてプレーしたセーフコ・フィールドで輝きを放ち、ファンを魅了した。そんな姿にマーリンズのドン・マッティングリー監督やチームメイトも脱帽している。地元紙「マイアミ・ヘラルド」電子版がレポートしている。

 古巣凱旋試合の3連戦。第1戦で先発したイチローは3打数無安打に終わり、第2戦は出番なし。そして迎えた最終戦で今季初本塁打、初マルチと爆発した。9回先頭の第4打席で放った右中間へのソロ弾では「イチロー・コール」がやまず、スタンディングオベーションも沸き起こった。

 試合をレポートした「マイアミ・ヘラルド」紙はこの日3回4失点で降板したマーリンズ先発のボルケスのコメントを紹介。右腕は「彼はキングなんだよ。このスタジアムでここまで愛されている。このシリーズでずっと、観衆は彼に愛情を示していたと思うよ。彼の友人、チーム、そして、彼自身のために、今日ホームランを打ったのを見ることができて最高だ」と賛辞を贈っている。

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