ロッテドラ1佐々木好投もプロ初黒星…パラデスが痛恨ミス&3三振でブレーキ

ロッテ3連敗&対ホークス6連敗、鷹バンデンは8回零封で初勝利

 ロッテが悪い流れから抜け出せず、3連敗を喫した。20日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)。先発したドラフト1位ルーキーの佐々木千隼が7回6安打1失点の好投を見せるも、打線の援護がなく2試合連続の零封負け。チーム打率1割台と不振が続く打線はこの日も奮わず、今季の対ソフトバンクは6連敗となった。

 ルーキー右腕は文句のつけられない出来だった。初回、中村晃、今宮、柳田を三者凡退に取る好スタートを切ると、走者こそ出しながら、4回まで無失点投球。だが、5回にバックに足を引っ張られた。2死一、二塁から中村晃の打球は左翼へ。平凡な飛球だったが、これを左翼手パラデスが目測を誤って後逸(記録は二塁打)。左翼フェンスへ打球が点々と転がる間に一塁走者が一気に本塁へ生還し、まさかの形で先制点を献上。粘り強く投げてその後は追加点を与えなかったが、結果的にこれが決勝点となった。

 打線もソフトバンク先発のバンデンハークの前に沈黙。2回に井口、5回にダフィー、9回には代わった森から荻野貴が二塁打を放ったが、いずれも得点には結びつかず。放った安打はこの3本だけに終わり、11個の三振を奪われた。18日の同戦の4回から24イニング連続ゼロ行進で、好投したルーキー右腕を見殺しにした。この試合まで打率.137と不振にあえぐパラデスは3打席3三振。攻守でチームのブレーキになった。

 一方のソフトバンクは、2連敗中だったバンデンハークが今季初勝利。ロッテ打線を8回までわずか2安打に封じ、2桁11奪三振の好投だった。打線は、相手のミス絡みで先制すると、9回2死満塁から今宮が、中前へのライナーを放ち、これを中堅・岡田が後逸。走者一掃の適時三塁打となり、トドメを刺した。ソフトバンクは3連勝で貯金を1とした。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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