再び零封の上原浩治、“試行錯誤の投球”明かす 「まだしっくりはきてない」

初失点から立て直した右腕、「三人で終わることができたのは嬉しかった」

 カブスの上原浩治投手が投球に試行錯誤する胸中を明かしている。

 ベテラン右腕は19日(日本時間20日)の本拠地ブルワーズ戦で2点ビハインドの8回にマウンドに上がり、1回を無安打無失点に抑える好投を披露。その後の逆転勝利につなげた。移籍後初失点、初黒星を喫した前回のパイレーツ戦から見事立て直した形で、今季8試合で0勝1敗、1ホールド、防御率2.70となった。

 その登板を自身のブログで振り返った右腕は「二点負けてたけど、最後まで何が起きるか分からないし、とにかくゼロで終わりたい、抑えたいって気持ちで投げてきたよ。前回の失敗が気にはなっていたから、早く投げたいって思ってたし、モヤモヤした中で三人で終わることができたのは嬉しかったね」と綴り、チームの勝利につながった登板を喜んだ。

 一方で投球自体は試行錯誤が続いているようで、「ちょっと良くなってきたと思ったんだけど、まだしっくりはきてないかな。いま、ピッチングコーチとフォームのチェックをしてるところ。落とそう、曲げようとすると、どうしてもフォームがバラバラになってしまう。ほんまに日々変わるってことだよなぁ」と綴っている。

 本調子ではない中でも結果を残した右腕。昨季のワールドシリーズ王者の中でも重要な戦力として存在感を放っている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

CATEGORY