ソフトB大隣が今季初登板に意気込み「結果的に長いイニング投げられたら」

いきなり好調の楽天打線が相手「いい意味で簡単に考えたい」

 22日、ソフトバンクの大隣憲司が今季初先発のマウンドに上がる。大隣は、ここまでファームで3試合に登板して1勝0敗、防御率1.00。和田毅と武田翔太の長期離脱で苦しむ先発陣の救世主となるべく、「一人ひとり斬っていって結果的に長いイニング投げられたら」と意気込みを見せた。

 先発のコマ不足に悩むソフトバンクに、この男が帰ってきた。11年目の左腕・大隣憲司だ。昨シーズンは左肘の不調からわずか1試合のみの登板に終わったが「今年は体の状態もいいし、自分が思っているボールを投げられている。球速も、打者との対戦で感じるものも去年とは違う。しっかり試合に入っていける状態」と、自信を持って今季初登板に挑む。

 初登板の相手は首位を走る楽天打線。昨年の唯一の登板も同じ楽天が相手で、6回1失点で白星をつかみ取っている。

「(楽天は)投手が抑えて打者がしっかり点を取るという、いい流れができている印象。(相手の)調子がいいからと考え過ぎずに、いい意味で簡単に考えながら対戦したい。自分としては7回くらいはいきたいが、一人ひとり斬っていって結果的に長いイニングを投げられたらと思う」

 2014年7月、難病から奇跡の復帰を果たし、同年のリーグ優勝と日本一に大きく貢献した左腕は、あの年の輝きを取り戻すべくヤフオクドームのマウンドに上がる。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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