岩隈久志、2被弾に泣く 6回途中を5安打3失点も今季初勝利はお預け

序盤は快調に飛ばすも、2本のソロ弾でリード失う

 今季初勝利を目指すマリナーズ岩隈久志投手は21日(日本時間22日)、敵地でのアスレチックス戦に先発し、5回1/3を投げて2被弾を含む5安打4四球3奪三振3失点(自責3)と粘投したが、1点を勝ち越された6回途中に82球(43ストライク)で降板した。

 2015年以来5連勝と好相性のアスレチックスを相手に、序盤は安定の投球を見せた。初回、岩隈は先頭デッカーに四球を与えるも、後続を打ち取って二塁を踏ませなかった。2回を3者凡退とすると、3回の攻撃でハニガーの三塁打で1点先制に成功する。

 直後の3回は、先頭ジョイスに四球を与えるが、続くプルーフを遊ゴロ併殺。ロサレスに左翼線二塁打を浴びたが後続を一ゴロとした。4回には先頭アロンソに左前打され、1死からデービスに四球で1死一、二塁とするも、後続2人を空振り三振に斬り、無失点とした。

 だが、5回だった。1死から迎えたプルーフにカウント1-1から投げた3球目外角スライダーを中堅最深部に飛び込む同点弾とされ、試合は振り出しに戻った。

 すると1-1の同点で迎えた6回、先頭アロンソに初球を中堅スタンドに飛び込む勝ち越しソロとされる。続くラウリーに二塁打を許した後、続くデービスを二ゴロに仕留め、1死三塁としたところで降板。だが、マウンドを継いだ2番手パソスが右犠飛を浴びて三塁走者が生還し、3点目を失った。

 メジャー日本人先発投手で今季唯一白星を挙げていない岩隈。今季4度目の先発で6回途中を3失点と粘投したが、またもや初勝利には手が届かなかった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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