岩隈久志、6回途中3失点も今季2敗目 2本のソロ許し4戦連続被弾

メジャー日本人先発投手で今季唯一白星なし

 マリナーズ岩隈久志投手は21日(日本時間22日)、敵地でのアスレチックス戦に先発し、5回1/3を投げて2被弾を含む5安打4四球3奪三振3失点(自責3)で今季2敗目を喫した。防御率は5.31。初勝利を目指して対戦成績が5連勝中だったアスレチックスに挑んだが、2本のホームランに泣く形となった。チームは1-3で敗れ、2連敗となった。

 今季初勝利を目指した岩隈は、高低差を利用した投球で、序盤はアスレチックス打線を寄せ付けなかった。アスレチックス先発マナエアも好投する中、味方打線が3回に1点先制に成功。援護を受けた岩隈は、走者を出しながらも後続をしっかり打ち取り、三塁を踏ませなかったが。

 だが、5回1死からプルーフに1ボール1ストライクからの3球目を捉えられ、中堅最深部に飛び込む同点弾とされた。さらに、同点で迎えた6回、先頭アロンソに初球を中堅スタンドに運ばれ、逆転を許す。続くラウリーに二塁打された後、デービスを二ゴロに仕留め、1死三塁としたところで82球(44ストライク)で降板。だが、2番手パゾスが右犠飛を浴びて三塁走者が生還し、3点目を失った。

 マリナーズ打線は反撃を試みるも得点に結びつかず。岩隈は今季2敗目を喫した。

 メジャー日本人先発投手で今季唯一白星を挙げていない岩隈。登板した4戦全てで被弾しており、この日の2被弾を含め、今季はすでに6本のホームランを許している。制球の良さが評価される岩隈だが、この日は4四球を与える内容だった。

 次回は中4日のスケジュール通りなら27日(日本時間28日)敵地でのタイガース戦で先発が予定される。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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