岩隈久志、援護なく悔しい2敗目 制球力が乱れて4四球「自分らしくない」

ソロ2被弾に「あの2球が試合を台無しにした」

 マリナーズ岩隈久志投手は21日(日本時間22日)、敵地でのアスレチックス戦で今季初勝利を目指したが、打線の援護に恵まれず2敗目を喫した。自身も6回途中で2被弾を含む5安打3失点(自責3)で降板。制球力を高く評価される岩隈だが、この日は4四球を与えた他、全82球のうちストライクは半分をわずかに超えた44球だけ。この日の内容に「自分らしくない」と通訳を介して話したという。地元紙「タコマ・ニューストリビューン」電子版が伝えている。

 序盤は快調にアウトを奪った岩隈だが、5回にプルーフ、6回にはアロンソにソロ弾を運ばれた。この日はアスレチックス先発マナエアも好投していただけに打線の援護が得られず。結果として2本のソロ弾が重くのしかかることになってしまった。6回に岩隈が残した走者を救援が返し、3失点が記録されたが、地元紙「シアトル・タイムス」電子版によれば「あの2球が試合を台無しにした」と本塁打とされた2球を悔やんだそうだ。

 同時に、初回から与えた四球にも言及。制球のよさと四球の少なさが岩隈の特長ともされるが、この日は与えた四球は4つ。その原因について「制球を気にしすぎて、しっかり投げられなかったように思う。4四球は自分らしくない」と通訳を介して分析したそうだ。

 前回の16日(同17日)レンジャーズ戦では3回6失点という不本意な結果に終わっていた。この日は6回途中を3失点と奮闘したが、制球の乱れに足元をすくわれることになってしまった。

 今季は4戦を投げ終えて、まだ初勝利を飾れていない。中4試合のスケジュールなら、次回先発は27日(同28日)タイガース戦の予定。月が変わる前に、なんとか1勝目を飾りたい。 

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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