韓国“神”強打者、MLB復帰で「驚愕HRペース」を米メディア分析「次元違う」

韓国球界で“神”と称されたテームズ、5年ぶりにメジャー復帰で大暴れ

 今季韓国球界からメジャーへ復帰し、ここまで全体トップの10本塁打を放っているブルワーズのエリック・テームズ内野手。その驚異の本塁打ペースを米メディアが特集している。

 韓国球界から“逆輸入”となったスラッガーは24日(日本時間25日)の本拠地レッズ戦で2打席連続アーチを放ち、早くも今季10号に到達。現在、メジャートップを独走しており、球団の4月月間最多本塁打記録に並んだ。

 これを受け、ESPNは特集記事を組み、「エリック・テームズは、打つべきゾーンにきたボールを、しっかりと捉えている」とレポート。ユニフォーム正面の番号部分から膝上の高さのゾーンにきたボールをどの程度、本塁打にしているかを他の打者と比較しており、メジャーの平均的な打者が98球に1球の割合なのに対して、テームズは27球に1球の割合でスタンドに運んでいることを伝えている。

 また、2013年に53本で本塁打王に輝いたオリオールズのクリス・デービスが39球に1球の割合だったことを紹介。「この驚愕のペースをシーズン通して継続することは不可能だ」と指摘しつつも、テームズの驚異的な打撃を特筆している。合わせて、同打者の10発中7発が2ストライクと追い込まれてからの本塁打だったことも伝えている。

 5年ぶりのメジャーの舞台で大暴れしている30歳。ブルージェイズでメジャーデビューを果たした2011年は95試合で12本塁打、ブルージェイズ、マリナーズでプレーした12年は86試合で9本塁打。そして今季は19試合で早くも10本塁打を放っており、67打数25安打、打率.373、出塁率.481、長打率.910、OPSは驚異の1.392に達している。

 韓国で“GOD(神)”と崇められた強打者は記事の中で「相手にダメージを与える能力は、他の選手とは次元が違う」とまで評されている。このペースがどこまで続くのか。その打撃に注目だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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