逆転勝利のソフトバンク工藤監督、3点献上で「スイッチ入った」

ハムに逆転勝ち、連敗2で止める

 ソフトバンクが連敗を2で止めた。25日の日本ハム戦(北九州)。3回に3点をリードされる展開となったが、打線が奮起して7-5と逆転勝ち。再び貯金を1とし、工藤公康監督は「今日は3点取られたところから、スイッチが入った。まず1点、まず1点と声が出るようになった。そこで乗っていけた」と、ほおを緩めた。

 千賀が3回に先制の3ランを浴びたが、その裏、無死二塁で甲斐が中前適時打を放って反撃を開始。5回には1死二、三塁から今宮、柳田に連続適時打が出て同点。6回1死一、三塁で中村晃の左犠飛で勝ち越すと、再び柳田が中前へ適時打を放った。1点差と迫られた8回にはデスパイネにも2点適時二塁打が飛び出て、追いすがる日本ハムを退けた。

 先発の千賀は、松本1人に2発を浴びるも、8回まで4失点の力投。3試合連続2桁奪三振となる10個の三振を奪い、今季3勝目を挙げた。「1人に2本打たれたことだけが反省。いいピッチングをしてくれた」と指揮官は右腕を評価。ソフトバンクにとって北九州は、昨年7月20日のオリックス戦で勝利するまで8連敗中だった鬼門。これで年をまたいでの連勝となり、苦手意識も払拭されそうだ。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY