韓国“神”強打者、2試合連発の断トツ11号 4月のMLB記録に残り4試合で「3」

2ラン放ちレッズ戦では早くも8本塁打目、プホルス&Aロッドの記録更新なるか

 今季、韓国球界からメジャー復帰を果たしたブルワーズのエリック・テームズ内野手が、25日(日本時間26日)のレッズ戦でも2ランを放ち、MLB断トツの本塁打数を「11」に伸ばした。テームズは26日(同27日)の試合でも2本塁打を放っており、これで2試合連発。レッズ戦は早くも今季8本塁打目となった。また、これで球団の4月月間最多本塁打記録を更新し、4試合を残してMLB記録にも「3」と迫っている。

 テームズは7-0と大量リードで迎えた6回無死一塁の場面で、1ストライクから右腕スティーブンソンの直球をフルスイング。右翼スタンドに運んだ。ブルワーズは9-1で勝利している。

 これが今季11本塁打目。MLB全体でトップの数字だ。2位には7本塁打で10選手が並んでいるが、テームズだけ飛び抜けている。ブルワーズの4月月間最多本塁打は2006年にカルロス・リーが記録した10本塁打だったが、これをあっさりと更新した。また、MLB公式サイトによると、4月月間本塁打数のメジャー記録は2006年4月のアルバート・プホルス(当時カージナルス)、2007年4月のアレックス・ロドリゲス(当時ヤンキース)がマークした14本だが、ブルワーズはまだ今月4試合を残しており、これを塗り替える可能性も十分にある。

 さらに、同地区のレッズ戦は史上2人目の6試合連続弾で、すでに8本塁打目。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」によると、同一チームから1シーズンで放った本塁打数のメジャー記録は、1936年にルー・ゲーリッグ(ヤンキース)がインディアンス相手に記録した14本。今季、レッズ戦は3連戦最終戦となる27日(同28日)の試合を含めて13試合も残しており、こちらも更新の可能性は十分だ。

 韓国での3年間では通算124本塁打を放ち、“GOD(神)”と崇められた強打者。4シーズンぶりに復帰した米球界で、記録的な活躍を続けている。現在、打率.371はリーグ4位タイ、打点19は5位タイ、出塁率.482は同4位、長打率.929とOPS(出塁率+長打率)1.411は同1位と、まさに圧巻の成績となっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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