田中将大、97球3安打の完封劇 指揮官も絶賛「ただただ圧巻の投球だった」

「どんな対戦相手だろうと、安心して彼を送り出せる」

 ニュージャージ州最大のニュースサイト「NJ.com」でもロスチャイルド投手コーチの「しっかり制球されたファストボールにスプリット、そしてカッターもとても素晴らしかった。これまでも彼の好投というのは見てきたが、今回は1回から9回を通じて、さらにタフな球場で打線の良いチームに対してだ」という称賛コメントを紹介。試合前には田中よりもセールの方が格上と思われていたとしながら、それに対し同投手コーチが「その点や好投手を相手にした時にどのように挑んでいくかということを試合前に田中も触れていた。困難に打ち勝つ、ということだ」と話したことも伝えている。

 さらに、記事では「ロスチャイルドは、昨年9月に田中がボストンで先発する際にセールと僅差の防御率争いをしていたことを思い出した」と言及。昨年、田中はリーグ3位の防御率3.07をマーク。一方のセールは、最終的に3.34でシーズンを終えていた。「彼ら2人の間に大きな差は存在していない。どんな対戦相手だろうと、安心して彼を送り出せる」。メジャー屈指の左腕と“互角”と評価する同投手コーチのコメントからは、エースへの絶大な信頼が伺える。

 チームは宿敵レッドソックスに3-0で勝利して2連勝。エース右腕の復調を合図に、ここから一気に白星を重ねていきたい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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