田中将大、1079日ぶり完封は「格別」 日本で18度達成も、MLBでは2度目

わずか97球で3安打の快投、ツイッターで報告「久しぶりの感覚」

 ヤンキースの田中将大投手は27日(日本時間28日)の敵地レッドソックス戦で9回3安打無四球3奪三振無失点と快投。97球での圧巻の完封劇を演じた。メジャー屈指の左腕セールとの壮絶な投げ合いを制し、今季3勝目(1敗)をマーク。メジャー移籍後では、2014年5月14日のメッツ戦以来3年ぶり2度目となった完封勝利を「格別」と喜んだ。

 開幕戦では3回途中8安打7失点と炎上するなど、今季は出だしでつまずいた田中。しかし、19日(同20日)のホワイトソックス戦で7回6安打1失点と快投して2勝目を挙げると、この試合では今季メジャー全体で初となる100球未満での完封勝利を達成。5回途中から14打者を計43球で連続アウトに仕留め、危なげなく試合を締めた。

 壮絶な投げ合いを演じたセールを「彼がああいう投球をする時は誰よりもタフなピッチャーになる」と脱帽させた快投。田中は試合後にツイッターで「3年ぶりの完封!」と報告した。日本では18度の完封を誇るが、メジャーでは2度目。実に1079日ぶりとあって、「9回のマウンドに上がったこと自体が久しぶりやったから、久しぶりの感覚。やっぱり試合終了の瞬間にマウンド上にいられるっていうのは格別ですね」と綴っている。

 試合後にボストンからニューヨークに移動し、深夜3時半に到着したことも報告した田中。ただ、この日の疲労は心地良いものになったはず。ダルビッシュと同じく、日本人初のサイ・ヤング賞にも期待がかかるシーズン。この完封から“反撃”が始まりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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