ダルビッシュ、右肘手術後最多の125球熱投！　6回2失点10K、3勝目権利持って降板

際どい判定から2失点も力投、今季2度目の2桁奪三振

　レンジャーズのダルビッシュ有投手が29日（日本時間30日）の本拠地エンゼルス戦に登板し、3勝目の権利を持って降板した。6回を投げ、3安打10奪三振4四球2失点（自責1）の力投。2試合連続でクオリティスタート（QS、6回以上を自責3以内）を達成した。

　前回のロイヤルズ戦で8回2失点と好投していた右腕はこの日も上々の立ち上がりを見せた。初回、先頭のエスコバルに四球を与えたが、続くカルフーンを中飛、トラウトを97マイル（約156キロ）のストレートで空振り三振、プホルスを中飛に仕留める。

　2回はマルテ、シモンズと連続で見逃し三振に斬り、リビアを左飛に。3回はエスピノザ、マルドナド、エスコバルと3者連続三振に仕留めた。

　しかし4回、先頭のカルフーンにレフト前に弾き返されてこの日の初ヒットを許すと、トラウトには追い込んだ後の外角低めのストレートが際どい判定でボールに。直後、左翼線への二塁打を浴びて、1点を先制された。守備の乱れもあり、トラウトは三塁に進むと、プホルスの左犠飛で2失点目を喫した。

　それでも5回をエスピノザ、マルドナド、エスコバルと3者連続三振とすると、その裏に打線がようやく援護。マザラ、ゴメスのタイムリーで同点に追いつくと、オドルの右翼ポール直撃の2ランで4-2と逆転に成功した。

　この日初めてリードを受けたダルビッシュは6回、先頭のカルフーン、トラウトと連続で四球を与えて無死一、二塁のピンチを迎えたが、プホルスを空振り三振に仕留めて10個目の三振を記録すると、マルテに四球で1死満塁としたが、シモンズを三邪飛、リビアを二ゴロに仕留めてリードを守った。

　ダルビッシュはこの回で降板。昨季途中に右肘手術から復帰後最多となる125球の熱投で今季2度目の2桁奪三振をマーク。防御率は2.79となっている。

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フルカウント編集部●文　text by Full-Count