ダルビッシュ最多125球で3勝目 敵主砲が脱帽「価値ある一打打てなかった」

プホルスも称賛「彼はいつものように、良い球を投げていた」

 29日(日本時間30日)の本拠地エンゼルス戦で今季3勝目(2敗)をマークしたレンジャーズのダルビッシュ有投手。今季のメジャー投手で最多となる125球の熱投で相手打線を6回3安打10奪三振2失点(自責1)に封じた右腕にエンゼルス主砲も脱帽している。レンジャーズ公式サイトがレポートしている。

 ダルビッシュはこの日、3回まで無安打無失点、6奪三振と完璧な投球を披露。4回に崩れてトラウトのタイムリー二塁打、プホルスの犠飛で2失点したが、その後は見事に立て直した。

 味方打線が逆転した直後の6回には先頭のカルフーン、続くトラウトと連続四球で無死一、二塁のピンチを招いたが、プホルスを空振り三振に仕留めてこの日、10個目の三振を記録。マルテへの四球で1死満塁とした後、シモンズを三邪飛、リビアを二ゴロに仕留めてリードを守り、勝利につなげた。

 エンゼルスにとっては4月13日に続き、ダルビッシュに2敗目。その際も10三振を喫しており、今季2度目の2桁三振となった。

 相手4番のプホルスは記事の中で「彼はいつものように良い球を投げていた」と素直に好投を称え、「僕たちは計画を実行した。恐らく、彼がエンゼルス戦に登板した中で、最も多い球数になったと思う。彼を働かせることができた。僕たちはただ……自分自身も含めて、価値のあるヒットを生み出すことができなかった」とコメント。プホルス自身、ダルビッシュに対して犠飛を放ったものの、2打数無安打。逆転がかかった6回一、二塁の場面でも空振り三振に倒れており、決定打を許さなかった右腕の投球に脱帽した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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