日ハム浅間が1軍昇格 栗山監督は即スタメン起用を明言「らしさ出してくれれば」

2月のキャンプ序盤で腰を痛めて離脱「自分に勝つしかない」

 日本ハムの浅間大基外野手が2日のロッテ戦(札幌ドーム)を前に、1軍に合流した。陽岱鋼が抜けた後の外野手争いでレギュラー獲りを期待された今季は、2月のアリゾナキャンプ序盤で腰を痛めて戦線離脱。これまでファームで調整を続けていた。

 浅間は「チームの状況は試合を見ていてわかっていましたが、ケガを治すことを最優先に焦らずやってきました。キャンプも実戦の前にケガをして打席数が少ないので、不安もありますが、自分に勝つしかない」と強い思いを明かす。

 先月12日のイースタン・リーグ西武戦で実戦復帰。「最初は(ボールの)見え方が悪かったですが、やっているうちによくなっていった」と徐々に調子を上げてきた。同24日のロッテ戦では本塁打を放つなど、10試合で24打数9安打、打率.375の好成績を残しており、最下位に沈むチームの起爆剤として期待される。

 栗山英樹監督はスタメン起用を明言した。「試合の中で浅間らしさを出してくれれば、チームが機能する。本当はもっと待ってやりたかったけれど、今はそういう選手が多いから、行けるなら行く。6連戦が続くので、うまく役割分担をしていきたい」。故障明けの選手を休ませながら起用していく方針だ。

【了】

石川加奈子●文 text by Kanako Ishikawa

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