田中将大、不運4失点目も4連勝 監督も称賛「十分なリードを残してくれた」

中盤以降に反撃許して7回途中4失点も「かなりいい投球をしていた」

 ヤンキースの田中将大投手は2日(日本時間3日)、本拠地でのブルージェイズ戦で6回1/3を8安打4失点4奪三振無四球と好投。今季4勝目(1敗)を挙げた。97球での完封勝利から中4日のマウンドで2試合連続無四球とゲームを作り、11-5での勝利に貢献。本拠地では昨年6月24日のツインズ戦から9連勝となったが、ジョー・ジラルディ監督は「いい投球だった」と評価している。

 4回まで危なげない投球を見せていた田中は5回、ピアースにソロ弾を浴び、17イニングぶりの失点を喫した。この回は、その後も連打で1失点。7回先頭のピアースには2打席連続被弾となるソロを許すと、1死からトラビスにヒットを浴びたところで降板。その後、右腕ベタンセスのボークで1点を追加され、田中の失点は不運な形で「4」となった。

 それでも、ヤンキースはガードナーとジャッジの2本塁打などで大勝。ゲームを作った右腕について、ジラルディ監督は試合後に「今日もなかなかいい投球をしていた。スライダーが少し不安定だった。いくつか失投したところが本塁打や失点につながったが、我々に十分なリードを残してくれた」と称えた。

 序盤の快投から、中盤以降はブルージェイズ打線に反撃を許したものの、「かなりいい立ち上がりから、ソロ弾を浴びて、そこから少しもたついたが、かなりいい投球をしていたと思う」とエースへの信頼は揺るがない。

 ヤンキースは首位タイに浮上。若手の躍動で好スタートを切り、エースも“復調”といい流れに乗っている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY