ハム加藤が先発へ　前回は10連敗ストップ立役者「ほとんど思い通りだった」

4日のロッテ戦で先発、1勝1敗ながら防御率2.63

　日本ハムの加藤貴之投手が4日のロッテ戦（札幌ドーム）に先発する。今季5度目のマウンドに上がる左腕は「全力投球でチームに貢献できれば」と力を込めた。

　プロ2年目の今季は開幕ローテーション入り。ここまで1勝1敗ながら防御率2.63と先発投手陣の中で最も安定した投球を続けている。前回4月27日ソフトバンク戦（ヤフオクドーム）では10連敗ストップの立役者になった。終盤に一度追いつかれたため、自身に白星はつかなかったものの、7回4安打無失点の好投で、どん底だったチームを生き返らせた。

「前回は投げることに関しては、ほとんど思い通りになりました。次はどうなるかわかりませんが、それを目指して準備をしてきました」と話す口調には自信がうかがえる。打線低調のロッテが相手だが、4月5日の対戦では6回途中５失点で降板した。「チームどうこうではない。自分のできることをやって、貢献でれば。それだけです」と静かに闘志を燃やしている。

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石川加奈子●文　text by Kanako Ishikawa