ソフトB松田が痛恨“ミス” 工藤監督の誕生日を絶叫祝福も…「今日じゃないの?」

逆転3号2ラン含む2安打3打点、お立ち台で「お誕生日おめでとうございまーす!」と絶叫も…

 ソフトバンクの松田宣浩内野手が“珍プレー”を犯した。4日の西武戦(ヤフオクD)。2打席目に一時、逆転となる3号2ランを放つと、3打席目にも適時二塁打を放ち、2安打3打点と勝利に貢献した。

 この日は2回1死二、三塁の第1打席で四球を選ぶと、4回1死一塁では、西武先発の十亀が投じた初球のスライダーを左中間ホームランテラス席へ。試合をひっくり返す2ランだった。同点とされた5回に内川の適時打、デスパイネの2ランで勝ち越すと、なおも2死一塁で、またも十亀から左中間を破った。これで対十亀の通算成績は23打数17安打4本塁打、打率は驚異の.739。カモは今季もカモだった。

「恥ずかしい…」と振り返ったミスは、上がったお立ち台。恒例となったファンとの「1、2、3 マーッチ!」の大合唱の後、松田は「監督、お誕生日おめでとうございまーす!」と絶叫した。だが、工藤公康監督の誕生日は翌5月5日だ。

 勘違いは、試合前の出来事が誘った。この日の試合前練習中、選手がグラウンドで汗を流す裏で、球団職員らが選手サロンに集まり、指揮官の誕生日をお祝いしていた。ケーキも用意され、大きな拍手も起きた。誕生日当日の5日はビジターでロッテ戦(ZOZOマリン)。4日の試合後に千葉へ移動となるため、福岡に残る球団職員が前祝いをしていたのだ。

 これを見た松田は、この日が誕生日だと思い込んでしまった。ヒーローインタビューが終わった後に報道陣から5日が誕生日だと聞かされ「ウソ? 今日じゃないの? 今日やと思ってた…。100点満点だったのに、これじゃ95点」と頭を抱えていた。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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