巨人が終盤逆転、亀井同点打&小林スクイズ 中日は勝利がこぼれ落ちる…

8回に巨人が逆転、スクイズで捕手・杉山が三走・長野をタッチも…

 巨人が5日、終盤に逆転して中日を3-2で下した。1点を追う8回に代打・亀井のタイムリーで同点に追いつくと、続く小林が2ストライクからスクイズ。中日の捕手・杉山が捕球し、本塁に突入した長野にタッチするも、スライディングでグラブからボールがこぼれ落ちて決勝点となった。

 巨人は先発・マイコラスが初回に阿部の失策で先制点を献上。4回にはビシエドにソロ弾を浴びて、2点差とされた。

 一方、打線は中日バルデスから6回まで毎回ヒットを打ちながら、得点は5回の坂本の内野安打による1点のみ。1点を追う7回はこの試合初めての3者凡退に抑えられた。

 しかし、8回はバルデスからマギーの二塁打、長野の四球で1死一、二塁と好機を作る。開幕から中4、5日でマウンドに上がり続ける中日の39歳左腕は、122球で降板。中日は今季17試合目の登板となる三ツ間をマウンドに送るも、代打・亀井がライトへのタイムリーで1点を返した。

 なおも一、三塁の好機で、小林が1ボール2ストライクからスクイズ。捕手の杉山が処理し、三塁走者の長野は本塁を狙った。タイミングはアウトも、長野のスライディングで杉山のグラブからボールがポロリ。一度はアウトを宣告した球審も、ボールがこぼれたのを見て慌ててセーフと判定。審判団による協議も行われたが、リプレー検証は行われず、判定どおりセーフで勝ち越し点が入った。記録は犠打野選となった。

 逆転した巨人は、8回はマシソン、9回はカミネロとつないで勝利。マイコラスが4勝目(1敗)を挙げた。中日バルデスは8回1/3を122球、9安打3失点の力投も、今季初黒星。中日は5連敗となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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