延長戦戦うマリナーズに災難…1イニングに2投手が負傷降板のアクシデント

延長11回、6番手マチが右手負傷→緊急登板のマーシャルは肉離れか?

 5日(日本時間6日)、本拠地でレンジャーズと延長戦を戦っていたマリナーズに災難が降りかかった。1-1の同点で迎えた延長11回に中継ぎ投手2人が相次いで負傷降板。ただでさえ人手を要する延長戦で、大きなディスアドバンテージを負ってしまった。

 まさかのアクシデントは延長11回に起きた。この回からマウンドに上がったのは、6番手のマチ。先頭マザラに四球を与えたが、続くアンドラスを遊ゴロ併殺。だが、ゴメスを追い込んでから7球目で四球とした瞬間、利き手の右手を振って痛がる素振りを見せた。ベンチから監督やトレーナーが駆けつけた後、状態を確かめるために捕手へ1球投げたが続投は断念。ベンチへ退いた。

 ここで急遽マウンドへ上がったのが、7番手マーシャルだ。明らかにブルペンでも準備をしていなかった右腕は、登板すると捕手とのキャッチボールで急いで肩を作り、打席にギャロを迎えた。一塁へ1球牽制した後、空振りでストライクを奪うと、ここで2球牽制を挟む。そして、捕手に向かって2球目を投げた直後、左脚1本で軽くジャンプしながらマウンドを降りると、悶絶の表情でその場にうずくまってしまった。準備不足が祟った右脚太もも裏の肉離れを負った様子で、駆けつけたトレーナーの肩を借り、わずか2球を投げただけで1死も記録せずに降板した。

 後を継いだパガンが何とか無失点で切り抜けたが、エース右腕ヘルナンデスを怪我で欠くマリナーズにとって泣きっ面に蜂。3日(同4日)エンゼルス戦では岩隈久志投手も左膝下に打球が直撃。マリナーズは嫌な怪我の連鎖にはまってしまったようだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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