好投の上原浩治を盛り立てる左翼手の美技、米解説称賛「ジーター的キャッチ」

3戦連続零封と好投した上原、美技で盛り立てたシュワーバーに称賛の声

 7日(日本時間8日)にリグレー・フィールドで行われたカブス-ヤンキースの一戦は延長18回までもつれ込む激闘になった。6時間5分に及んだ試合は延長18回に1点を勝ち越したヤンキースが勝利し、5連勝を飾った。この一戦ではカブスの上原浩治投手も5番手で登板。その際に好投の右腕を盛り立てた味方の守備に現地で賛辞が贈られている。

 上原が登板したのは4-4で迎えた延長12回。先頭のグレゴリアスを一ゴロに仕留めた直後だった。続くヘドリーが初球に反応し、左翼方向に打球を飛ばした。

 これがファウルゾーンへと切れてスタンドインする直前、左翼のシュワーバーが猛然とダッシュし、スタンドに突っ込みながらスーパーキャッチ。これにはファンからもスタンディングオベーションが沸き起こるなど、カブスの本拠地は大歓声に包まれた。

 この試合を中継していたESPNの実況も「何て奮闘だ! 彼はキャッチしていた! 何てキャッチだ! シュワーバーが衝撃的なキャッチだ!」と絶叫。解説を務めた元内野手のアーロン・ブーン氏も「ワオ! 彼はそこまで素晴らしい走り方ではありませんが、恐れを知りません。デレク・ジーター的なキャッチでした」と称賛した。

 味方のスーパープレーに後押しされた上原は続くロマインを空振り三振に抑え、無安打無失点でマウンドを降りた。わずか9球で3人斬りした上原はこれで3試合連続零封で、防御率は再び2点台の2.84に。その後も投手戦が続き、17回まで4-4と均衡した展開となったが、最後はヤンキースが競り勝った。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY