ジーターが明かす現役時代唯一の心残り…「忘れてしまうことも多いから」

2014年を最後にヤンキース一筋で通した20年の現役生活にピリオド

 元フロリダ州知事のジェブ・ブッシュ氏とタッグを組み、マーリンズの買収に乗り出しているという元ヤンキースのデレク・ジーター。2014年に20年にわたる現役生活に終止符を打った元主将は、その後モデルのハンナ・デービスと結婚し、第1子の誕生が間近に迫っている。充実の日々を送っているジーターだが、実は現役時代に「やっておけばよかった」と後悔していることがあるそうだ。地元紙「ニューヨーク・ポスト」電子版が伝えている。

 マーリンズの買収計画が明らかになり、大注目を浴びているジーターは、ヤンキースの試合中継を担当するテレビ局「YESネットワーク」の独占インタビューで「唯一の後悔」を明かしたという。「実は現役最後のシーズンに日記をつけていたんだ。毎日そこに何かしら書き込んでいたんだよ」と話すと、「唯一後悔するのが、現役時代を通じて日記をつけておけばよかったということだ。忘れてしまうことも多いから」と続けたそうだ。

 引退後、2014年に書いていた日記を読み返したことはないというが、今年迎える“2世”が誕生したら、状況は変わりそうだ。「僕は近々父親になる。だから、将来子供と一緒に見返しながら、僕が幼い頃に父がやっていたように、自慢できるかもしれない」と、将来訪れるであろう楽しみについて語ったという。

 またジーターは「僕よりも(野球を)楽しんだ人はいない」とも話したそうだ。野球は仕事であるから「多くの責任」を伴ったことも明かしながら「野球をプレーするのが楽しくなかったら、いいプレーなんかできやしない。僕は楽しんだよ。グラウンドに立っていた全ての瞬間が楽しかった」と、20年に及んだ現役生活を総括したそうだ。

 現在はマーリンズの買収計画を立てたり、「Player’s Tribune」というウェブサイトを運営したり、現役時代と変わらず充実の日々を送っているようで「楽しんでいるよ」と語ったというジーター。「ヤンキースタジアムでプレーし、ヤンキースのためにプレーする気持ちは、何事にも代え難いもの」という現役時代を子供と一緒に振り返る日は、思っているよりも早く訪れることになりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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