ソフトB千賀が8回1失点13Kの快投で5勝目 今季最多貯金7で首位楽天に2.5差

打線は内川&松田がソロ弾、オリックス金子は5連勝でストップし初黒星

 ソフトバンクが、先発・千賀の快投で快勝した。9日の本拠地でのオリックス戦。24歳の右腕が、オリックス打線をほぼ完璧に封じ込み、8回1失点で今季5勝目。チームは今季最多の貯金7とし、首位の楽天に2.5ゲーム差に迫ってきた。

 圧巻の奪三振ショーだった。千賀は初回先頭の武田から最初の三振を空振りで奪うと、2回先頭のT-岡田から、中島、宮崎、そして3回先頭の駿太と4者連続三振。3回2死から伊藤にソロを浴びたものの、その後もオリックス打線に連打を許さない。1点リードの7回2死からT-岡田に右中間を破る二塁打を浴びたが、続く中島を空振り三振。8回2死一塁でも、伊藤を空振り三振に切って取った。

 打線は2回先頭の内川が、オリックス先発の金子千尋が投じた難しい内角低めのボールを左翼席に運ぶ先制の6号ソロ。同点とされた5回には、これまた先頭の松田が金子の外角高めのフォークを左中間ホームランテラス席へ放り込む4号ソロで勝ち越し。このリードを千賀が13奪三振の力投で守り抜き、9回はサファテが無失点に抑えた。

 オリックスは打線が千賀の前に、わずか3安打しか打てず。3回に伊藤が放ったソロの1点のみに終わった。先発の金子は2本のソロ本塁打を許したものの、8回まで2失点の好投。打線の援護に恵まれず、開幕から続いていた連勝は5でストップ。今季初黒星を喫した。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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