岩隈久志がDL入り 先発4人離脱に指揮官嘆く「こんな状況は見たことない」

今季未勝利のまま右肩炎症で離脱、「万全ではないと彼は感じているよう」

 マリナーズの岩隈久志投手が、右肩の炎症で10日間の故障者リスト(DL)入りしたと、米複数メディアが報じた。球団公式サイトによると、7日(日本時間8日)に遡って適用されるという。

 岩隈は今季ここまで6試合に登板し、打線の援護にも恵まれず勝ち星なしの2敗、防御率4.35。3日(同4日)の本拠地エンゼルス戦では、5回に先頭シモンズの打球を左膝付近に受ける不運がありながら、5回0/3を投げて6安打1四球4奪三振3失点(自責3)と力投したものの、勝敗はつかなかった。

 球団公式サイトによると、岩隈のDL入りを受けて、スコット・サービス監督は「5人中4人だ。こんな状況は見たことがない。スケジュールをこなしていくしかない、進むしかないんだ」と嘆いたという。マリナーズはすでに、エースのフェリックス・ヘルナンデスに加え、ジェームズ・パクストン、ドリュー・スマイリーと3選手が離脱している。ここに岩隈も加わることになってしまった。

 指揮官はまた、経験豊富な日本人右腕のDL入りについて「万全ではないと彼は感じているようだ。彼はプロであり、ベテラン。我々はそういった選手たちがいつ万全になるのかという点については、彼らを信用しなければいけない」とも話したという。

 昨季もヘルナンデスが離脱する中、ローテを死守した岩隈だが、今季は序盤戦で無念の離脱。マリナーズは苦しい状況でも16勝17敗の地区3位と何とか踏ん張っているだけに、早期復帰を目指したいところだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

CATEGORY