ダルビッシュ2被弾も6回7安打6奪三振3失点の粘投 同点で4勝目に届かず

6回の勝ち越し点献上危機を投ゴロに打ち取り無失点で乗り切る

 今季4勝目を狙うレンジャーズのダルビッシュ有投手は10日(日本時間11日)、本拠地でのパドレス戦に先発し、2被弾しながらも6回を7安打無四球6奪三振3失点(自責3)と粘投した。6回96球(68ストライク)を投げて同点の場面で降板したため、勝敗は付かず。チームは7回に1点を勝ち越し、4-3で逆転勝利。2連勝を飾った。

 立ち上がりに制球が乱れたダルビッシュは、初回2死を奪った後で3番マイヤーズに先制ソロ弾を許す。直後の攻撃で味方打線が2連打と暴投で同点に追いつくが、2回には1死からアイバーに初球を右中間席に飛び込む4号ソロとされた後、2連打でさらに1点を追加された。

 3回は3者凡退。4回は1死からアイバーに右前打と二盗を許したが、続くレンフローを中飛。シーザーの遊撃内野安打と暴投で2死二、三塁とするも、トーレンスを二ゴロに打ち取り、失点を免れた。5回は14球で3者凡退とし、打線の奮起を待った。

 すると、5回の攻撃で1死一、三塁から秋信守がこの日3安打目となる適時打で1点。なおも2死二、三塁で相手先発のボークで三塁走者が返り、同点に追いついた。

 マウンドに戻った6回は1死からシンフに右前打され、捕逸などで2死三塁のピンチを迎えたが、最後はレンフローを投ゴロに打ち取り、勝ち越し点を与えなかった。

 序盤に3点を与えながらも打線の援護を受けながら、勝ち越しだけは許さない粘投を見せた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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