ヤンキース、カブスに続きエンゼルスの名も 注目度増すダルビッシュの去就

今季終了後にFAとなるダルビッシュに熱視線

 今季終了後にフリーエージェント(FA)となるレンジャーズ・ダルビッシュ有の去就が現地でも注目を浴びている。

 今月に入り、米データサイト「ファングラフス」が「誰もが欲しがるレンタル選手」としてダルビッシュを挙げ、トップ50に入る複数の若手有望株とシーズン中にトレードとなる可能性を指摘。獲得先候補としてカブスやヤンキースの名前を挙げた。その後、米「FOXスポーツ」電子版もすぐにでも実現するべき7つのトレード」として、ダルビッシュのヤンキース移籍を“推薦”している。

 そして11日(日本時間12日)にはレンジャーズの地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」電子版が、「なぜ西地区のライバルチームが、ダルビッシュの移籍先候補となり得るか」との見出しで記事を掲載。コラムニストのケビン・シェリントン氏が読者の質問に回答する形で現状を分析した。

 その中で「レンジャーズの今季の結果が、ダルビッシュの決断に影響を与えるか」との問いかけに、同記者は「私が思うに彼は選択できる中からベストの契約を選ぶはずだ。他の選手たちがそうするようにね」との考えを示し、「端的に言って、もしエンゼルスが獲得に向けて本腰を入れないとしたら、それは驚きだ。そして、彼にしてみてもエンゼルスを避ける理由はあるだろうか? 素晴らしい打線に、球界最高の選手もいる。気候も良い」と同地区のライバルチームも右腕の獲得を視野に入れる様子をレポート。トラウトとの“タッグ”も魅力的としている。

 ここ2試合は白星から遠ざかっているが、4試合連続でクオリティースタート(QS、6回以上を自責3以内)を達成するなど力投を見せているダルビッシュ。ここまで8試合に登板して3勝2敗、防御率2.96。ここからさらに勢いを加速させることができれば、その価値はさらに高まるのは間違いない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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