ダルビッシュをトレードで獲得すべき―地元紙がこぞってカブスに“提言”
メッツ右腕ハービーと比較「彼はプロ。先発1番手になれる」
現在ア・リーグ西地区の最下位に沈むレンジャーズが低迷し続けた場合、ダルビッシュはトレード要員として大きな目玉になると目されている。これを受けて「シカゴ・トリビューン」電子版では「カブスは若手有望株のトレードを厭わない」と断言して、ダルビッシュの獲得を“提言”。「デイリー・ヘラルド」電子版では、トレード候補としてメッツの右腕ハービーとダルビッシュを比較。先発日前夜に痛飲して散々な結果となり、チームから3試合の出場停止処分を命ぜられたハービーとは違い、ダルビッシュは「プロ。このチームですぐに先発1番手になれる」とし、獲得のススメを説いている。
だが、いずれにの記事にも出てくる共通の疑問は「果たしてカブスは誰をトレード要員として差し出さなければならないか」ということだ。つまり、カブスには将来有望な若手選手がひしめいてはいるが、法外な代償を求められればトレードには応じないということ。「シカゴ・トリビューン」では、「チャップマンの時のように、短期の補強のために、おそらく三塁手キャンデラリオ、外野手ヒメネス、二塁手ハップのような未来のスターが求められるだろう。彼にはそれだけの価値があるのか?」と疑問を投げかけている。
シーズン途中のトレードであれ、シーズン終了後のFA市場であれ、ダルビッシュ獲得に“高額”な人材や金銭が動くことは間違いない。このまま順調なシーズンを過ごし、さらに価値を高騰させることになるのか。今季ダルビッシュは注視する必要がありそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count