Wソックス強打者が3暴投で生還 「明晰な野球頭脳」で球団56年ぶり“珍記録”

相手失策で出塁して3つの暴投で本塁生還、MLB公式サイト「ワイルドでクレイジー」

 ホワイトソックスのホセ・アブレイユ内野手が、13日(日本時間14日)の本拠地パドレス戦で相手エラーで出塁し、一塁から暴投3つで生還するという“珍場面”があった。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は「ワイルドでクレイジーな選手たち! ホセ・アブレイユは3度のワイルドピッチで得点した、ここ56年間初のホワイトソックス選手となる」とのタイトルで伝えている。

 1点を追う4回1死走者なしで打席に立ったアブレイユは、1ボールから相手右腕ケーヒルのチェンジアップを引っ掛けたが、三塁手のシンフがグラブからこぼす。慌てて拾い上げ、一塁に投げたものの、送球も逸れてアブレイユはセーフ。記録はシンフの失策となった。

 続くガルシアの打席で、1-1からの3球目のシンカーがワンバウンドに。打者はスイングしたものの、捕手が捕球できずにアブレイユは二塁に進んだ。さらに、続く4球目のナックルカーブもワンバウンドとなり、捕手は捕球できず。アブレイユは三塁へと進塁した。

 5球目のナックルカーブはボールでフルカウントに。最後の6球目は、ケーヒルのチェンジアップが外角低めに大きく外れてワンバウンドする暴投となり、アブレイユが生還。1失策+3暴投での得点に、本拠地ギャランティード・レート・フィールドは大きく沸いた。

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