楽天茂木「野球人生初」満塁弾 早くも昨季超え8号、量産の秘訣を自己分析

梨田監督も称賛、1番起用の理由と活躍の要因は?

 ルーキーイヤーの昨季は7本塁打。これで今季の8号となり、32試合目で早くも、昨季の本塁打数を超えた。「本塁打の数は意識していない。フルスイングするよりも、確率よく芯に当てることを意識している。力が抜けてスイング出来ていることで、いい角度がついている」と、2年目の本塁打量産の秘訣を自らで分析する。

「キャンプから、コーチ含め、強力な1番でいこうという話で(1番で起用している)。十分な結果を出してくれている」という梨田昌孝監督は、ここまでの茂木の働きを評価。活躍の要因を「2年目で落ち着きも出ているし、相手の投手のことも頭にある。準備が出来ている」とした。

「梨田監督がどういう意図で1番に置いているのか、意識してやっている」という茂木。この日は母の日ということで「いつも心配ばかりかけているので、元気な姿を見せられました。今日の朝も『頑張れ』とメッセージが来ていました。ほとんどの試合で試合前に連絡が来るんですけどね」と母親への感謝も口にした。チームは大勝。再び2位・ソフトバンクとの差を2.5ゲームに広げた。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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