今季はまだ1度だけ―連敗しない楽天、貯金14の強さを支えているもの

2連敗は1度だけ、梨田監督「ズルズルいかないところがいいね」

 また連敗を阻止し、楽天が首位をガッチリとキープした。14日のソフトバンク戦(ヤフオクD)。茂木のプロ初となる満塁弾を放つなど3本塁打と打線が爆発すれば、先発の岸も7回4安打1失点と好投して9-2で圧勝。13日の同戦(熊本)では敗れていたものの、2位との直接対決を1勝1敗と星を五分に戻し、その差を再び2.5ゲームに広げた。

 この日の試合後、梨田昌孝監督は「則本に加えて、岸がいるのが大きい。ズルズルいかないところがいいね」と話した。32試合を終えて、23勝9敗で首位に立つ楽天。今季の戦いには、特筆すべきポイントがある。

 それが「連敗の少なさ」だ。今季の楽天が喫した連敗は4月19日の西武戦(メットライフ)、4月21日のソフトバンク戦(ヤフオクD)だけ。そのときも2連敗で止め、そのほかの7敗は全て、その次の試合で勝利を掴んでいる。もちろん同一カード3連敗は無く、カード負け越しすらも、4月11、12日の西武戦(郡山、Koboパーク宮城)で初戦が雨天中止、2戦目に敗れた1度しかない。

 2位のソフトバンクは連敗が3度、そのうち1回は4連敗を喫しており、カード負け越しは5回を数えている。

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