アストロズ三塁手、憧れの“ジーターの日”に満塁弾 「背番号2の魔法」

愛犬の名前はジーター、背番号2のWBC米国代表ブレグマン

 14日(日本時間15日)にヤンキースタジアムで行われたヤンキースvsアストロズのダブルヘッダー。両軍は1勝1敗の引き分けで1日を締めくくったが、試合の合間には2014年を最後に引退するまでの20年をヤンキース一筋で貫いた“キャプテン”ことデレク・ジーター氏の永久欠番セレモニーが行われた。

 恩師のジョー・トーリ元監督、盟友だった松井秀喜氏をはじめヤンキースの名選手らが一堂に会し、ヤンキースタジアムを埋め尽くした満員の観客が大歓声を上げる感動の式典だったが、この様子を敵ベンチから童心に返って見つめていた選手がいる。第2試合で田中将大から満塁アーチを放った三塁手ブレグマンだ。球団公式サイトによると、ブレグマンは自らも背番号「2」をつけ、愛犬にジーターと名付けるほどの憧れを抱いているという。

 代名詞とも言える背番号「2」が永久欠番となった後、始球式に臨んだジーター氏。その後、第2試合の先発を務めた田中は、先頭スプリンガーと2番レディックに2者連続ソロを浴びる。まだ2点…。好調な打線に勝利の望みをつなごうとしたヤンキース・ファンだったが、そこにとどめを刺したがの初回2死満塁から飛び出したブレグマンの今季1号満塁ホームランだった。3月の第4回WBCに米国代表として出場した三塁手は、試合後に会心の一発を振り返り「今夜は背番号2の魔法が掛かったんだと思う」と喜んだという。

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