田中将大、米メディアにも不振の原因は不明?「根本的な数字は全く問題ない」

「いまだスプリットを効果的に使い、大量の空振りを奪っている」も…

「昨シーズン、タナカはア・リーグ最優秀防御率の候補だった。199回2/3を投げ、防御率3.07、WHIP1.08でシーズンを終了している」。記事ではこう振り返り「渡米以来最高のシーズンだった」と回顧。しかし、今季ここまでの投球については「そして今、3週間前に達成したレッドソックス戦での完封はさておき、タナカはほぼ二流であり、時折ひどい。日曜日のように」と手厳しい。

「打者を圧倒することでエース級の成功を収めた他の投手とは異なり、マウンド上でのタナカはアーティストよりだ。状態が良いとき、彼は凄まじい武器となる球を投げ、打者のバランスを崩す。奇妙なことに、タナカの被打球の傾向は昨シーズンとほぼ一致している」

 記事では、2016年のシンカーとスプリットの平均球速はそれぞれ90.4マイル(約145.5キロ)、86.6マイル(約139.4キロ)。一方、2017年は90.9マイル(約146.3キロ)、87.4マイル(約141キロ)とほとんど差はないという。また、昨シーズンのチェイス・レート(ストライクからボールになる球を打者が振る割合)は全投手中2位の37.4%で、今シーズンは同6位の35.8%というデータも紹介。こちらも、数値としてはほぼ変わっていない。

 執筆者のマイク・アクシサ記者は「根本的な数字を見れば、田中は全く問題がないということがわかる」と分析。そして「タナカは今シーズン全体的に良い投球が出来ていない。昨夜、アストロズ打者は来る球を知っていたかのように4本塁打を放った。故障を隠しているのだろうか? タナカは2014年に2か月欠場している。そして、このことは今もみんなの心の中に潜んでいる」と、メジャー1年目の右肘靭帯部分断裂による長期離脱についても触れ、“不安要素”として指摘している。

「懸念すべきか:その通りだ。何が問題なのか、正確に指摘することは困難ではあるが。タナカはいまだスプリットを効果的に使い、大量の空振りを奪っている。また、強打を防げている。また、打者はストライクゾーン外の球を追いかけている。これらは、シーズン序盤の不気味さにすぎないかもしれない。しかしながら、毎登板において何か問題点が見受けられる」

 米メディアも原因を探りきれない、“エース”田中のまさかの不調。復活を遂げることはできるだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY