ロッテ、今季ワースト6連敗で自力V消滅 伊東監督「上を見ていくしかない」

最下位ロッテまた勝てず、伊東監督「先発が我慢できない」

 最下位のロッテは16日の西武戦に2-3で敗れ今季ワーストの6連敗。首位楽天が日本ハムに勝ったため、自力Vが消滅した。

 3点リードされた5回に根元、清田の連打で1点。8回にはダフィーのタイムリーで2点目も1点差逃げ切りを許した。

「もうちょっとのところまでだが、それ以上いけない。今日も先に点を取られてしまい、先発が我慢できない」と伊東監督。先発のチェンは4回まで再三のピンチを何とかしのいだが、打線の援護もなく、結局4回4連打を浴びて3点を先制された。7回無死一、二塁で清田が送りバントを失敗するなど、ミスも勝ち切れないチーム状況を象徴している。

 投手コーチの意見を入れて、パラデスを今季初めて2番に入れたが、4打数無安打の3三振。1軍復帰した13日、東京ドームの日本ハム戦では2安打と兆しを見せてが、低めに落ちるボール球にまたバットは空を切り続けた。

「しょうがない。こうなれば上を見ていくしかないんだから」と伊東監督。9勝27敗1分けで勝率2割5分。借金も18に膨れ上がった。2005年に球団1年目の楽天が6勝24敗で4月30日に自力Vが消滅しているが、それに次ぐ不名誉な記録になった。

【了】

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

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