ロッテ伊東監督、8連敗に「笑いしか出てこない」 自身の「責任」にも言及

四球連発に「野球にならない」

 ロッテ伊東監督の口からとうとう「責任」という言葉まで漏れた。自力Vが消滅したチームは18日の西武戦に1-5で敗れ、2012年以来5年ぶりの8連敗を喫した。

 借金も2011年以来6年ぶりに「20」に達したロッテ。試合終了後、伊東監督は「笑いしか出てこない」と切り出し、「フォアボールが7つ8つでは野球にならない。先頭バッターを簡単に歩かせる。野手もまたかになる」と6四球と制球を乱した先発の佐々木に厳しかった。

 四球がことごとく失点に絡んだ佐々木は4安打で4点を失い、打線もキャプテン鈴木が3度のチャンスに凡退。9回パラデスのチーム7500号で今季5度目の完封を逃れるのがやっとだった。

「打線の方は、相変わらず、少しずつチャンスは作るが、1本がでない。一発で仕留めるだけの力がない。全体的に受けて立っている。やることはやって、これ以上手の打ちようがないくらいやっている。あとは選手を信じるしかない。僕は何かあったら、責任を取りますんで、選手は応援してくれるファンのためと、生活もかかっているので、もっとプロとしての自覚をもってやってもらいたい」と最後は絞り出すように話した。

【了】

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

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