田中将大、“雑音”封じられるか NYメディアからは肘を不安視する声まで…

「もし彼が故障を隠しているのなら、それは褒められるものではない」

 田中は自身のコンディション調整に細心の注意を払い、後々チームに迷惑をかけると考えれば、無理をするタイプの選手ではない。ただ、記事では「ヤンキースはタナカをストイックな、プロフェッショナルな存在としてみている。もし彼が故障を隠しているのなら、それは褒められるものではなく、契約的にも許されるものではないだろう。しかし、もしヤンキースが1ゲーム差でプレーオフ進出を逃すような事態になれば、タナカのアストロズ戦での敗戦は違った見方をされるだろう。特に、もし、彼が100%の状態ではなかったと明らかにした場合は」と言及。疑いの目を向けているようだ。

 もっとも、最後には「ヤンキースはタナカがレイズ戦までに軌道修正してくれることを願っている。忘れてはならないのは、彼は昨季ア・リーグ最優秀防御率まであと一歩まで迫った投手ということだ。鋭いスプリットなど、特筆すべき武器もる。日本時代から豪速球を投げる投手ではないが、それでも今季平均91.7マイル(約147.6キロ)を記録し、昨季から1マイル程上昇している」と、復調を期待する言葉も並べている。

 安定した投球を続けた昨年は、NYメディアから右肘の状態を不安視する声はほとんど聞こえてこなかった。ここから本来の投球を続け、雑音を封じることはできるだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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