ダルビッシュ、FA市場でもNO1評価 米メディア「今冬最高の契約を獲得する」

米最大の移籍情報サイトの格付けで1位、クエト&アリエッタと“ビッグ3”

 レンジャーズが怒涛の10連勝を飾り、貯金3とした。好調の地区首位アストロズにはまだ6.5ゲーム差をつけられているものの、一時最下位から2位まで浮上してきた。

 プレーオフ進出が厳しくなれば、ダルビッシュ有投手を7月にトレードに出すとの報道も多かったが、その可能性は徐々に低くなっている。ただ、今季が6年契約最終年となるエース右腕に対する評価は高く、米FOXスポーツ電子版でトレード市場NO1と報じられたことに続き、米最大の移籍情報サイト「MLBトレードルーマーズ」は今オフのFA市場でダルビッシュを1位に“格付け”した。

 記事では、今オフにFAになる選手の「パワーランキング」を掲載。野手も含めた全選手が対象の“格付け”で、今季4勝2敗、防御率2.76のダルビッシュは堂々のトップとなった。今季終了後に契約破棄の権利を持つ2位のジョニー・クエト(ジャイアンツ)、契約満了となる3位のジェイク・アリエッタ(カブス)を抑えての1位。この3人の先発投手は“ビッグ3”との評価も得ている。

「防御率2.76はア・リーグ9位、しかし、奪三振は減少し四球は増えている。カギとなる成績は、58.2回という投球回だろう。現在リーグ2位タイとなっている。2度目となる200回到達で、トミー・ジョン手術後の不安を払拭することになり、おそらく今冬最高の契約を獲得するであろう」

 同サイトの寸評では、ダルビッシュについてこのように評価。トミー・ジョン手術から復帰2年目を迎えている右腕としては、サイ・ヤング賞投票で2位に入った2013年(209回2/3)以来の200投球回到達が鍵になるという。そして、それがクリアできれば、「今冬最高の契約を獲得する」としている。

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