田中将大2戦連続KO降板…3発含む9安打6失点で4回持たず、防御率は6.56

メジャー移籍後初2試合連続先頭打者被弾、ディッカーソンには2発浴びる

 今季6勝目を目指すヤンキース田中将大投手は20日(日本時間21日)、敵地でのレイズ戦に先発し、4回途中を3被弾を含む9安打3四球4奪三振6失点(自責6)でKOされた。76球(53ストライク)を投げて降板。2回途中8失点と自己ワースト登板となった前回アストロズ戦の悔しさを晴らすことはできなかった。

 田中は、この日も立ち上がりに先頭ディッカーソンに2ストライクから3球目外角ストレートを左中間最前列に飛び込む先制ソロを献上。メジャー移籍後初となる2試合連続先頭打者弾を許したが、後続3人を打ち取った。

 直後の2回表にジャッジがソロ弾をセンターへ運んで同点とすると、田中は安打と四球などで2死一、二塁としたところで、スークレに左中間タイムリー二塁打を許し、再び1点を勝ち越される。ディッカーソンを敬遠し、満塁策を取ったところで、捕手サンチェスが二塁走者スークレの大きいリードを見逃さずに二塁へ送球して刺殺する好アシストを見せた。

 田中は3回にも1死からロンゴリアにソロ弾を左中間席に運ばれて3点目を失ったが、味方打線が4回表に奮起。カストロの左前打、ジャッジの左翼線二塁打などで2死二、三塁とすると、ヘッドリーが中堅へ2点二塁打を放ち、再び同点とした。

 4回のマウンドに戻った田中は、先頭ロバートソンに右中間二塁打を許すと、続くスークレを空振り三振としたが暴投で振り逃げされ、無死一、三塁のピンチを迎える。ここでディッカーソンに2ボール1ストライクからの4球目内角低め速球を右中間へ叩き込まれ、3点を献上。なおも2連打で無死一、三塁としたところで、ジラルディ監督はたまらず投手交代を告げた。田中の後を継いだレーンが無死満塁としながらも無失点に抑える好救援で、さらなる失点を防いだ。

 これで田中の防御率は6.56まで跳ね上がった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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