田中将大プレート踏み位置変えるも奏功せず、3回0/3を3被弾6失点で3敗目

敵地レイズ戦は今季2戦で13失点…味方打線が再三援護も不意

 ヤンキース田中将大投手が20日(日本時間21日)、敵地レイズ戦に先発し、3回0/3を投げて3被弾を含む9安打3四球4奪三振6失点(自責6)と大荒れで、1回2/3を8失点だった前回アストロズ戦に続き、2戦連続KO登板となった。防御率は6.56まで跳ね上がって3敗目(5勝)。9試合先発終了時点で自責点35は、メジャー4年目で自己ワーストとなった。チームは5-9で敗れ、3連敗となった。

 前回14日(同15日)アストロズ戦で2回持たずに8失点と炎上した田中は、この日プレートを踏む位置を三塁側に変えて登板に臨んだが、初回に先頭ディッカーソンにいきなり先頭打者弾を浴びる。直後にジャッジがソロ弾で同点とするが、2回裏には2死一、二塁からスークレに左中間タイムリー二塁打を許して、再び1点を勝ち越された。

 3回には1死からロンゴリアに左中間席にソロ弾を浴びて2点差とされるも、4回表にヘッドリーが2点タイムリー二塁打を放って同点。打線が盛り立て、再び試合を振り出しに戻してくれた。

 ここで粘りを見せたかったが、4回には右中間二塁打と振り逃げで無死一、三塁としたところで、ディッカーソンにこの日2本目となる3点弾を右中間へ運ばれ、とどめを刺された。なおも2連打で無死一、三塁としたところで、1死も奪えずに無念の表情でマウンドを下りた。

 田中は、開幕戦だった4月2日の敵地レイズ戦でも2回2/3を2被弾を含む8安打7失点(自責7)の成績で、敵地レイズ戦は2試合連続で炎上。これで敵地レイズ戦だけでも13失点したことになる。さらに、昨季最終登板となった9月21日の敵地レイズ戦では、勝ったものの自己ワースト4被弾を記録するなど相性が悪い。

 エースが試合を作れなかったこの日は、ジラルディ監督とロスチャイルド投手コーチが5回に退場処分となるなどし、チームは流れをつかめないまま敗れた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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