「最近試合を作れなかった」 ロッテ唐川、劇的勝利生む好投も「もう少し…」

楽天打線に的絞らせず7回2失点「真っすぐの質を上げていきたい

 自身3連敗と苦しんでいたロッテ唐川が、劇的逆転勝利を生む好投を見せた。

 21日の首位・楽天戦に先発し、7回103球7安打2失点。初回に先頭・茂木へ投じた初球の143キロ直球を狙い撃ちされ、バックスクリーンへ9号ソロアーチを浴びたが、ペゲーロ以下を冷静にカーブ、ストレートで内野ゴロに打ち取った。4回は四球がらみでピンチを招き、藤田に2点目の中前適時打を許したが、中盤からカーブを中心に変化球をうまく散らして楽天打線に的を絞らせなかった。

 ロッテは鈴木が8回に劇的な逆転2ランを放ち、3-2で勝利。唐川は「最近ゲームを作れなかったが、ああいう形で逆転してくれました。(初回先頭のホームランは)次のバッターを打ち取ればいいと思った。セットポジションでの修正も出来ている。あとはもう少し真っすぐの質を上げていきたい」と抱負を語った。

【了】

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

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