ダルビッシュ、ピンチで本領 敵将脱帽「走者を出しても為す術がなかった」

5回105球も2失点で通算51勝目、地元メディア「鋭いスライダーを駆使」

 レンジャーズのダルビッシュ有投手は21日(日本時間22日)、敵地でのタイガース戦で5回5安打7奪三振4四球2失点と粘りの投球を見せた。5イニングで105球という苦しい投球ながら、今季5勝目(2敗)をマーク。レンジャーズは5-2で勝利し、ダルビッシュが投げた試合は6連勝で今季7勝3敗。前日に連勝が「10」で止まっていたが、エースの先発試合ではしっかり勝ち、首位アストロズとのゲーム差を「5.5」に縮めた。

 ダルビッシュは初回に1点の援護をもらいながら、元同僚キンズラーに先頭打者弾を浴びて同点。しかし、その後の1死満塁のピンチは粘り、カステラノスを投ゴロ、コリンズを右飛に仕留めた。初回だけで31球を投げながら2点目は許さなかった。再び1点リードとなった2回も強打者カブレラに同点打を許したが、後続は断った。

 MLB公式サイトは「1回、2回にそれぞれ失点を許したダルビッシュだが、タイガースにはもっとチャンスがあった」と指摘。キンズラーの先頭打者弾のあと、満塁のピンチを切り抜け、2回もピンチで好調J・D・マルティネスを三振に打ち取ったことに言及した。

 3回は3者凡退に抑えたダルビッシュは、4回も2死一、二塁のピンチを背負いながら、前の打席でタイムリーを浴びたカブレラを二ゴロ。ナポリのソロ弾でレンジャーズが勝ち越した直後の5回は、20球を要しながら3者凡退に仕留め、105球で降板となった。

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