苦しみながらも5勝目のダルビッシュを米紙評価「球界屈指の好投手」
タイガース戦で5回2失点の粘投見せたダルビッシュ
タイガース戦で粘りの投球を見せて今季5勝目を手にしたレンジャーズのダルビッシュ有投手に米紙が「球界屈指の好投手」との評価を下している、地元紙「スター・テレグラム」電子版が伝えている。
日本人右腕は21日(日本時間22日)の敵地タイガース戦で1点リードの初回裏にキンズラーに先頭打者弾を被弾。その後の1死満塁のピンチは切り抜けたが、再び1点のリードを受けた2回に今度はカブレラに同点タイムリーを浴びた。
それでもその後はゼロで抑えて、5回を投げ終えたところで勝利投手の権利を持って降板。チームはそのままリードを守って5-2で勝利し、ダルビッシュは5勝目を手にした。
この日は5回で105球に達する苦しい投球となったが、5安打7奪三振4四球2失点と粘り、チームの勝利につなげた。その投球に地元紙も序盤に球数がかさんだことなどを指摘しつつ、「(ドジャースの)カーショーのような投手ですら勝ち続けることはできない。そう考えれば、ダルビッシュもいまだ球界屈指の好投手と位置づけられるべきであろう」と評価している。
一方、タイガースの球団公式サイトはこの日、2番打者としてダルビッシュと対峙したアビラのコメントを紹介。同選手は「問題は彼に球数を投げさせてチャンスを作ったとしても、得点に結びつく“あと一打”が奪えなかったことだ」と悔やんでおり、記事でも「(タイガースは)序盤に球数を投げさせ、ダルビッシュを5回105球で降板させることはできたものの、スコアボードに得点を記録するという大きな目標を成し遂げることはできなかった」とレポートしている。
苦しみながらもチームの勝利に貢献した右腕はこれで4連勝。ここまで10試合に登板し、5勝2敗で防御率2.83となっている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count