2000安打へ「48」 ソフトB内川、大記録を「意識する」のはいつから?

貴重な8号ソロで勝利に貢献、「欲をいえば最後にヒットを打ちたかった」

 23日のロッテ戦、2-0で迎えた4回裏に貴重な8号ソロを放ったソフトバンクの内川聖一。「うまいことひっかかってくれた」と、体勢を崩されながら放った一打に納得の表情を見せた。

 マウンドには4月18日以来の1軍マウンドとなる石川歩。カウント1-1からの3球目のスライダーを少し泳ぎながらも振り抜くと、打球はライナーでホームランテラスに飛び込んだ。「次の1点が大事と思っていた」という内川が、その1点を自らのバットで呼び込んだ。

「崩されてどう対応できるかがバッティングで大事なところ。ああいう体勢でうまく力を入れられたのがよかったと思う」

 この日は6回にもヒットを放ち「欲をいえば最後にヒットを打ちたかった」と4打席目の凡打を悔やんだが、これで通算1952安打となり残り50本を切った。それでも内川本人に特別な意識はないという。

「近い人がチケットのこと言い出したら意識するかもね」と笑わせながら「それまでは何の変わりもない。ただ、ここで打ってほしいというところで打てる打者になりたい」と、これからも自らの理想像を追い続ける。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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