ヤンキースが試合前に英国国歌演奏、マンチェスターのテロ犠牲者に黙とう

ジラルディ監督「常に心配はつきまとう。それが我々の住む世界」

 ヤンキースは23日(日本時間24日)、本拠地でのロイヤルズ戦の前に、22日(同23日)にイギリス・マンチェスターで起きたテロ犠牲者追悼のため、英国国歌を演奏し、黙とうを捧げた。球団公式サイトが伝えている。

 マンチェスターのコンサート会場で起きたテロ爆発事件では19人の命が犠牲になった。4万人を超える観客が集まるメジャー球場やスポーツイベント会場もテロ行為の標的になる可能性はぬぐいきれない。試合前に定例会見に臨んだジラルディ監督は「我々のスタッフは、ファン、選手、この建物にいる全ての人を守るため、可能なことは全てやってくれている」と球場スタッフへの信頼を語ったという。

 同時に「だが、常に心配はつきまとう。それが我々の住む世界。だからこそ、自分たちを守ってくれる人々を信頼するんだ」と話し、テロ事件が頻発する現在の世界情勢を憂いたという。

 英国国歌が演奏された際には、ヤンキースタジアムの巨大スクリーンに「マンチェスターの犠牲者の皆さんを思い、祈りを捧げます」というメッセージが登場。事件の衝撃は全世界に広がっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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