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WBC閉幕から2か月…昨季同時期の成績比較から見た侍ジャパン野手の好不調

平田を除く外野手は、昨季から打率を伸ばす

〇外野手 5人
筒香嘉智(DeNA)WBC7試合
 2016年 117打数32安打11本21打点0盗 .274
 2017年 140打数40安打4本21打点0盗 .286
内川聖一(ソフトバンク)WBC6試合
 2016年 156打数52安打6本27打点2盗 .333
 2017年 160打数56安打8本32打点0盗 .350
鈴木誠也(広島)WBC5試合
 2016年 104打数26安打4本21打点5盗 .250
 2017年 175打数53安打8本35打点5盗 .303
秋山翔吾(西武)WBC4試合
 2016年 164打数49安打3本19打点5盗 .299
 2017年 161打数53安打7本16打点7盗 .329
平田良介(中日)WBC2試合
 2016年 130打数35安打6本27打点1盗 .269
 2017年 158打数35安打4本20打点3盗 .222

 筒香嘉智の不振が話題になっているが、昨年も4月29日から5月8日まで故障で離脱していたため、本塁打を除いては昨年と今年では成績に大きな差はない。今年も股関節に違和感を訴えて3試合ラインナップから外れたが、23日の復帰戦での活躍を見れば、今後大いに期待できるのではないか。

 WBCでは脇役として渋い働きをした内川は、昨年を上回る好調ぶり。侍ジャパンの野手では青木宣親に次ぐ年長だったが、WBCの影響は感じられない。

 鈴木誠也は、昨年の同時期には確たるレギュラーではなく、エルドレッドの故障で空いた外野のポジションを松山竜平、下水流昂らと争っていた。昨年中盤から大活躍をして初めて規定打席に達し、侍ジャパンにも選出された。その勢いは、今シーズンも続いているようだ。

 秋山翔吾も好調だ。今年は長打も多く、スラッガーへと変わりつつある。平田良介は、チームが低迷していることもあってか、打率は上がっていない。

 オランダ代表の4番として侍ジャパンを苦しめたヤクルトのウラディミール・バレンティンの成績も見てみよう。

 2016年 131打数40安打12本33打点0盗 .305
 2017年 155打数46安打7本21打点0盗 .297

 長打こそ少ないが、まずまずの成績を上げている。

 こうして見ていくと、WBCの主力選手としてフル出場した選手に、成績不振の傾向が見られると言えそうだ。試合出場の疲労以上に「燃え尽き症候群」のようなメンタル面での影響が大きいのではないだろうか。

 しかし、残り試合は100試合近くもある。侍戦士たちのこれからの巻き返しに期待しよう。

【了】

広尾晃●文 text by Koh Hiroo

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