ホークス笠原がプロ5年目で1軍デビュー 1安打1四球のホロ苦初登板
摂津の後を受けて2番手で登板
ソフトバンクの笠原大芽投手が、1軍デビューを果たした。24日のロッテ戦(ヤフオクD)の5回1死一塁で、2番手で登板。プロ5年目で、初の1軍登板となった。
先発の摂津が4回に3点を失い、5回も1死から荻野貴に左前安打を許した。ここで工藤公康監督は交代を決断。マウンドに23日に昇格したばかりの左腕をマウンドへ送った。
1死一塁で迎えた根元は遊ゴロに打ち取り、最初のアウトを取った。続く角中には四球を与え、鈴木には詰まりながらも中前へと運ばれる適時打を許した。3人続いた左打者から、右の大嶺翔となるところで、指揮官は石川へのスイッチを主審に告げた。初登板は1/3回で1安打とほろ苦いものとなった。
12年のドラフト5位で福岡工大城東高からソフトバンクに入団した笠原。昨季はファーム最多勝の9勝をマークし、今春のキャンプでは1軍に抜擢された。今季は当初、中継ぎとして調整を続け、初の開幕1軍入りを果たしたが、登板機会のないまま、開幕カードのロッテ3連戦が終わり、2軍に降格していた。その後は、先発陣に怪我人が続出したチーム事情もあって、再び先発として調整してきた。ウエスタンリーグでは中継ぎでの登板も含め、9試合に登板して3勝負けなし。防御率1.42の好成績をマークしていた。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani