ロッテ今季最多借金21 ルーキー有吉が内川に満弾被弾、天敵ソフトBに1勝10敗

ソフトBは摂津が5回途中4失点も五十嵐が中継ぎながらトップタイ5勝目

 ロッテが4-10と逆転負けを食らい、今季ワーストの借金21となった。24日のソフトバンク戦(ヤフオクD)。一時は試合をひっくり返しながらも、投手陣がリードを守り抜けなかった。天敵ソフトバンクにまたも敗れ、今季は1勝10敗に。ヤフオクドームでは開幕から5連敗となった。

 チーム打率1割台の打線が繋がっても、勝利には結びつかなかった。2点のビハインドで迎えた4回。1死から角中が中前安打で出塁すると、鈴木、清田、大嶺翔が3連続二塁打を放って一挙に3点を奪って逆転に成功。5回にも鈴木の中前適時打で1点を加えた。

 不調のチームを象徴するかのように、暗転したのは6回だった。先発のチェンが1死からデスパイネにソロを被弾し、中村晃にも中前安打を浴びた。ここで伊東勤監督は有吉にスイッチ。右腕は松田に四球を与えたが、続く上林を遊ゴロに。遊撃・三木は二塁へ送って封殺したが、併殺を狙った鈴木の送球があらぬ方向へ。右翼側にボールが点々とする間に同点とされた。

 さらに7回。ドラフト5位ルーキーは四球と安打で1死満塁のピンチを招き、4番の内川に勝ち越しの9号満塁弾を被弾。一気に4点のリードを奪われ、勝負は決した。

 ソフトバンクは先発の摂津が5回途中4失点でKOされ、今季5度目の先発でも初勝利はならず。たが、川島が初球先頭打者本塁打、デスパイネが6回にソロ、内川が7回にグランドスラム、柳田が8回に8号2ランと打線が奮起して10点を奪って逆転勝ちした。

 摂津の後を、プロ初登板となった笠原、石川、五十嵐、森、岩崎とつないだ。五十嵐が中継ぎながらハーラートップタイに並ぶ5勝目をマークし、貯金を今季最多タイの11へと戻した。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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