プロ5年目の1軍初登板、ホークス笠原がホロ苦デビューの中で得たモノ

大きな一歩踏み出した22歳、「きっちりと投げることが出来れば…」

 ソフトバンクの笠原大芽投手にとって、ほろ苦い1軍デビューとなった。24日のロッテ戦(ヤフオクD)の5回1死一塁で、2番手としてマウンドへ。5年目の初登板は、1/3を投げて1安打1四球だった。

 先発の摂津が4回に3点を失い、5回も1死から荻野貴に左前安打を許した。左打者が続く場面で、工藤公康監督は交代を決断。マウンドに23日に昇格したばかりの左腕をマウンドへ送った。

「いく場面は左打者から、というのは頭に入っていました。緊張はせずに、投げられました」という笠原。1死一塁で根元は遊ゴロ。だが、続く角中に四球を与え、鈴木には詰まりながらも中前へと運ばれる適時打を許した。「四球だけが反省。四球よりも打たれたほうが良かった。打たれたところで交代だと分かったので、悔しかった」。右の大嶺翔となるところで、指揮官が石川へのスイッチを主審に告げた。

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