前田健太、“交代寸前”から逆転打 決断の監督「ちょっとした駆け引きだよ」

“本職“の投球では初回3失点後に力投、ロバーツ監督は評価「競争力を示してくれた」

 ドジャースの前田健太投手が25日(日本時間26日)の本拠地カージナルス戦で復帰し、4勝目(2敗)をマークした。初回に3失点を喫するも、5回まで粘りの投球で7安打4奪三振3失点。バットでも4回に逆転2点打を放つ活躍を見せ、7-3での勝利に貢献した。デーブ・ロバーツ監督は2回以降に立ち直った右腕について「競争力を示した」と評価している。MLB公式サイトが報じている。

 左太もも裏の張りで故障者リスト(DL)入りしていた右腕は5月10日のパイレーツ戦以来、約2週間ぶりのマウンドに上がった。初回、4安打を浴びるなど3失点と苦しんだが、2回以降は立ち直り、スコアボードにゼロを並べた。

 記事によると、5回78球の粘投を見せた日本人右腕について、ロバーツ監督は初回の失点を擁護したという。

「ケンタはいきなりジョーコへの変化球が少し高めに浮いた。それがギリギリでフェアになってしまった。だから、初回はそこまで悪いというわけではなかった。慎重な投球を見せていた。そこから4イニングを無失点に抑えて、競争力を示してくれた」

 1回1死一、二塁のピンチで、前田が4番ジョーコへ投じた初球カーブは真ん中に入った。左翼線への2点タイムリーツーベースをいきなり打たれてしまったが、そこからは修正力を見せつけた。

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